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純愛不倫
第2章 【第二章】
翔太との付き合いは、紹介ではじまった。
わたしの大学の同期の、会社の同期が翔太。
同い年のフリーの男女が、いわゆる適齢期に出会って、
共通の友達も多くなってしまい、
別れるに別れられず結婚した。
少なくとも、
翔太はそう思っているんだろうなと感じている。
朝帰りは今でも当たり前。
婚姻届けを出したその足で飲みに行き、
朝まで帰ってこなかったときは、さすがに号泣した。
浮気はしていないと、
付き合っているときから言っているし、
まわりの友達の話を聞いていても、そうなんだと思う。
つまり28歳にもなって、まだ大学生気分なだけなのだ。
どこが好きなんだと言われると、
パッと思い浮かばないけれど、
一緒にいるときは、すごく楽しいし、仲もいい。
SEXの相性はよくないが、今のところ週一では続いている。
こんな関係だけど、
憧れの上司との時間を一瞬で忘れるくらいには、
まだ気持ちがあるのだと思いたい。
亜美「今日も朝帰りかぁ・・・・・・」
梅雨明けの夜、
蒸し暑い空気のなかで一人さみしくつぶやいた。

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