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第51章 広美が選んだ人は？

公園で長い時間悩んでいた広美はようやく家に帰宅した。

自分の中で答えを出した事で、さっぱりした表情をしていた。

広美はメールした相手が部屋に来るにはだいぶ時間があった為、気晴らしに部屋の掃除を始めた。
その間、何度も時計を確認する仕草をして、その都度深いため息をついた。

「ハァ…」
「私が決めた事だから」
「これでいいんだよね」

広美は自分の意思が揺らがないように自分に言い聞かすように呟く。

そして時間が経ち、待ち合わせの時間になった。

「ふう…、大丈夫、私が決めた事だから」

広美はさすがに落ち着きが無くなってくる。
そして来客を知らせる、部屋のインターホンが鳴った。

ピンポーン