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硝子の初恋
第8章 かげり始めた幸せ

「帰りは私が漕ぐよ?」
自転車置き場に戻り、まゆなが自転車のサドルを叩く。
「マジ? 漕げんの?」
「任せといて!」
高臣を荷台に、まゆなが運転席に座る。
「うーんッ、重い〜ッ」
どうにか漕ぎ出したものの、かなりフラフラしている。
「大丈夫かぁ?」
荷台から、高臣が心配そうな声を上げる。
「まっかせといって〜」
変に力の入ったまゆなの苦しげな声。
「すげー不安……」
高臣は、振り落とされそうな程にフラフラ走るまゆなの運転に本気で不安になった。
「おっせー」
多少スピードが出始め、先程よりもフラフラ感はなくなってきたまゆな運転の自転車。
それでも、自転車降りて走った方が速そうな亀運転に、高臣は呟いた。
「眞斗がッ、重過ぎッ! 」
ゼーゼーと息を切らしながら、まゆなが反論する。
「俺のせいかよ。……変わるか?」
キキーッ
「ぜひッ、お願いしますッ」
高臣の一言に、待ってましたとばかりにまゆなが自転車を急停止させた。
自転車置き場に戻り、まゆなが自転車のサドルを叩く。
「マジ? 漕げんの?」
「任せといて!」
高臣を荷台に、まゆなが運転席に座る。
「うーんッ、重い〜ッ」
どうにか漕ぎ出したものの、かなりフラフラしている。
「大丈夫かぁ?」
荷台から、高臣が心配そうな声を上げる。
「まっかせといって〜」
変に力の入ったまゆなの苦しげな声。
「すげー不安……」
高臣は、振り落とされそうな程にフラフラ走るまゆなの運転に本気で不安になった。
「おっせー」
多少スピードが出始め、先程よりもフラフラ感はなくなってきたまゆな運転の自転車。
それでも、自転車降りて走った方が速そうな亀運転に、高臣は呟いた。
「眞斗がッ、重過ぎッ! 」
ゼーゼーと息を切らしながら、まゆなが反論する。
「俺のせいかよ。……変わるか?」
キキーッ
「ぜひッ、お願いしますッ」
高臣の一言に、待ってましたとばかりにまゆなが自転車を急停止させた。

