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硝子の初恋
第1章 憧れの王子様
「まゆッ!」
高臣が、体育倉庫の中に倒れこんだまゆなに駆け寄る。
「まゆ、大丈夫か?」
まゆなの身体を起こし、心配そうにまゆなの顔を覗き込む高臣。
(うわぁ、これも女を落とすための計算?!)
高臣が時々見せる優しさに、素直にときめいてしまいそうになる自分を必死に抑え、まゆなは頷いた。
ガラガラ……
重い扉が締められる音に、まゆなと高臣は入り口を振り返る。
体育倉庫の重い扉を勢いよく締める女子生徒。その顔は意地悪く歪んだ笑みを浮かべていた。
「ちょっ……!」
まゆなが扉に駆け寄る前に、ガシャンと外から鍵を掛ける音が聞こえた。
「あーあ、閉じ込められたな」
楽しそうに笑う高臣は、手近にあった跳び箱に腰を降ろす。
高臣が、体育倉庫の中に倒れこんだまゆなに駆け寄る。
「まゆ、大丈夫か?」
まゆなの身体を起こし、心配そうにまゆなの顔を覗き込む高臣。
(うわぁ、これも女を落とすための計算?!)
高臣が時々見せる優しさに、素直にときめいてしまいそうになる自分を必死に抑え、まゆなは頷いた。
ガラガラ……
重い扉が締められる音に、まゆなと高臣は入り口を振り返る。
体育倉庫の重い扉を勢いよく締める女子生徒。その顔は意地悪く歪んだ笑みを浮かべていた。
「ちょっ……!」
まゆなが扉に駆け寄る前に、ガシャンと外から鍵を掛ける音が聞こえた。
「あーあ、閉じ込められたな」
楽しそうに笑う高臣は、手近にあった跳び箱に腰を降ろす。

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