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BAR・エロスは今も・・
第4章 美紅 解放希望
紫苑は、オーナーの幸子がこのバーに込めた思いだけを話して聞かせた。
幸子ママが味わった数々の試練は伏せ、エロスを必要としている男と女のために
心を尽くしていることを静かに、だけど力強く語った。
「そうなんですか・・じゃあ、私のように自分を解放したいって客も、
歓迎してもらえるんですか?」
「もちろんです」
心の解放、体の解放、精神の解放。いろいろあるだろうが、細かい事を聞く必要はない。
BAR・エロスに来て、相手を見つけたいという事がすべてなのだから。
ぎぃ、と音をたてて扉が開いた。本日二人目の客がやって来た。
「いらっしゃいませ」
カウンターから出てきた紫苑が、50代くらいの女性を
美紅と同じ側のカウンターに座らせる。
あの人はどんな男を見つけるのかしら、と美紅は興味本位の目をこっそりと向けた。
幸子ママが味わった数々の試練は伏せ、エロスを必要としている男と女のために
心を尽くしていることを静かに、だけど力強く語った。
「そうなんですか・・じゃあ、私のように自分を解放したいって客も、
歓迎してもらえるんですか?」
「もちろんです」
心の解放、体の解放、精神の解放。いろいろあるだろうが、細かい事を聞く必要はない。
BAR・エロスに来て、相手を見つけたいという事がすべてなのだから。
ぎぃ、と音をたてて扉が開いた。本日二人目の客がやって来た。
「いらっしゃいませ」
カウンターから出てきた紫苑が、50代くらいの女性を
美紅と同じ側のカウンターに座らせる。
あの人はどんな男を見つけるのかしら、と美紅は興味本位の目をこっそりと向けた。

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