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あの時、あのBARで
第2章 BAR・Remembrance
「あれからもう3年半です。おかげさまで私たち、一年前に結婚しまして。
それで、初めての結婚記念日には二人の出会いの場所、リメンバランスに行こうって」
「正直場所もあやふやだったんですが、花楓が、妻が覚えていたものですから
無事にたどり着けました。水槽は無くなってしまいましたけど、
バーテンさんにお会いできてすごく嬉しいです」
二人で交互に経緯を話すと、バーテンは私たち以上に気持ちを高ぶらせて言葉を返した。
「ものすごい偶然です。実は私、現在は姉妹店の方を任されておりまして。
今日は新人バーテンの指導のためにこちらに来たんです」
六本木交差点近くに出来た姉妹店を任されてからは
このリメンバランスのカウンターに立つことはなくなったという。
さらには、今夜リメンバランスに来ることは、ついさっき急に決まったことだというから、
驚きはさらに増幅し、私たちだけでなくバーテンも
目じりに涙をためた微笑みを浮かべていた。
それで、初めての結婚記念日には二人の出会いの場所、リメンバランスに行こうって」
「正直場所もあやふやだったんですが、花楓が、妻が覚えていたものですから
無事にたどり着けました。水槽は無くなってしまいましたけど、
バーテンさんにお会いできてすごく嬉しいです」
二人で交互に経緯を話すと、バーテンは私たち以上に気持ちを高ぶらせて言葉を返した。
「ものすごい偶然です。実は私、現在は姉妹店の方を任されておりまして。
今日は新人バーテンの指導のためにこちらに来たんです」
六本木交差点近くに出来た姉妹店を任されてからは
このリメンバランスのカウンターに立つことはなくなったという。
さらには、今夜リメンバランスに来ることは、ついさっき急に決まったことだというから、
驚きはさらに増幅し、私たちだけでなくバーテンも
目じりに涙をためた微笑みを浮かべていた。

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