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乳房星(再リフォーム版)
第50章 レイニーブルー・その2
「さよこさん…ねえさよこさん、待ってよぅ~」
「どいてよ!!どいてよといよんのになんで立ちふさがるのよ!?」
「(泣きそうな声で)ねえさよこさん、どこへ行くのよぅ~」
「どこへ行こうとアタシの自由よ!!どいてよ!!」
「優香さんとアタシは、さよこさんに居てほしいのよぉ…お願いだからもう一度考え直してよぉ~」
「アタシは、やりたいことが見つかったからこの家を出てゆくのよ!!あんたらどいてよ!!」
「ねえさよこさん、一体なにがあったのよ…わけを聞いてあげるから話してよぉ~」
「なんであんたらに話をせないかんのよ!!」
「由芽さんとアタシは、さよこさんの不安と不満を取り除いてあげたいのよぉ~」
「なんでそなないらんことするのよ!?」
「さよこさんが苦しんでいるから助けたいのよぉ~」
「アタシは、いらん女だから出てゆくのよ!!」
「そんなことないわよぉ~さよこさんはいる人だからここにいてもいいのよ。」
「センタク係のさよこさんのおかげで、家族みんながキレイな衣服を着られるのよ。」
「それだけじゃダメなのよ!!」
「ダメなわけないわよぉ~さよこさんのおかげでキレイな衣服を着ることができるから助かっているよとみんながいうてるよ。」
「そうよ…義父母さまは『さよこさんはセンタクが上手ね。』とほめているのよ…優香さんの子供たちもキレイな衣服が着られるのでうれしいな~というてるのよ。」
「さよこさん、センタクものがたくさんたまっているけん、センタクしてくれる?」
「やかましい!!出てゆくわよ!!」

話し合いがこじれそうになった時であった。

優香と由芽の元に、20代後半の漁師の男性が泣きそうな表情でやって来た。

「ちょっとすんまへん。」
「あら、(2軒となりの家の長男)くん。」
「逸郎さんが名古屋行きの特急列車に乗ってどこかへ行ってたのを見たので、おんまく困っているのです。」
「えっ?逸郎さんが名古屋行きの特急列車に乗ってどこかへ行ったって…」
「はい…ひっく、ひっく、ひっく…」

男性は、優香と由芽の前に座り込んで泣き出した。

「ワーン!!漁船のエンジンが壊れた~…ワーンワーンワーン…逸郎さんに直してほしいと思っていたのに…ワーンワーン…」

ことの次第を聞いた優香と由芽は、大急ぎで政子に知らせに行った。

その間に、さよこは家を出た。

そして、そのまま行方不明になった。
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