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アンケートから生まれた Love story
第4章 マドンナ
冬がダントツで無理。
だけど猛暑も好きじゃねぇ。
2ヶ月前、スパイ大作戦inディナークルーズ(失敗)の頃の気候が1番良かった。
暑苦しさからくるダルさとこの疲れ。
発散方法はひとつしかねぇ。
「ユーリ、飲み行くぞ」
ヤスのBARは目の前のビル
ユーリの会社は徒歩10分
条件は揃ってる。
……なのに
「今すぐ出てこい」
『今何時ー?』
「19時」
『はい無理』
即答で拒否。
電話の向こうで溜息をつかれた。
『ヒメの位置から見えるだろ、煌々と輝く照明が。
残業を課せられた奴隷達の、ひとりひとりの涙によって光…』
「先行ってロフト上がってるから」
『人の話聞けよ!
だいたい今週末に被害者の会やるじゃねぇか!』
それな。
前回来なかった瀬名が、今回から初参戦すると蓮から聞かされている。
実はその為に出張期間を短縮した、なんて死んでも言えねぇけど。

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