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蕾は開き咲きほこる
第15章 私に出来る事

「口に、出してしまいましたね。とりあえずティッシュに吐き出してください」
ティッシュを受け取って光春さんのモノから口を離すと口の端から白濁が流れ落ちていく。
慌ててティッシュで口を覆って吐き出した。
全てを吐き出しても、青臭い匂いは消えず少し顔をしかめた。
「美味しいモノではないでしょう」
その言葉に静かに頷くと、光春さんは苦笑いしながら私を引き上げて膝の上に座らせた。
「それでも、あれを飲むんでしょ?」
あの白濁を飲むと男性は喜んでくれると書いてあった。
「どこからそんな情報を?」
「ネットで……男性が喜びそうな事って書いてありました」
これまでの経緯を話すと光春さんは目を細める。
「その気持ちだけで十分ですよ。飲む飲まないも汐里の自由です。不味いのは分かっていますから無理強いはしません」
そんな事を言われても、他の女性たちが彼氏にしていることを私もやってあげたい。
そう思った私の願いも数日後には果たすことができた――……

