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第5章 おじいさんの昔話

彼女はすらっと細身で背が高く美人だったんだ。
俺の事を、
「そんな強がりばっかり言っちゃって」
とか
「もっと素直になって、いいんだよ」
とか、
少し歳上だからって、生意気な事言うから、最初は何クソって思ってたさ。
ただ、その気の強さが気になって、彼女にはかなり注目してた。
ある日、彼女が好みの男性について、
「セックスでイかせてくれる人がいい」
って言うもんだから、じゃあ百戦錬磨な俺が相手してやろうじゃねぇかって、名乗り出てやったんだよ。
正直言って彼女に興味があったし、女は数こなしてたから自信があったんだよね。