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黒煙のレクイエム
第2章 黒煙のレクイエム・2

明慶がなんでこずえに『殺してやる!!』と叫んだあと、家中で刃物をふりまわして暴れたのだろうか?
あとになってわかった話だが、そのようになった原因は、高校の選択授業であった。
明慶は、選択の授業自体に激しい不満を抱いていた。
女子は科目の選択が幅広いのに、男子は武術か総合体育の二つだけであった。
そうした不公平感を募らせていた明慶は、選択の授業を欠席していた。
こずえは『明慶くん…最初から高校に行きたくなかったのかもしれない…もしかしたら、アタシ…明慶くんをいじりまわすだけいじりまわしたのかもしれない…』と思っていた。
今だったら間に合うから、運転免許証を返そう…
運転免許証を返さないと、本当に殺されてしまう…
こずえは、明慶を高校へ行かせたことが間違いだと言うことに気がついたので、やめさせることを決めた。
数日後のことであった。
こずえは、明慶が通っている…いいえ、もうやめかけている高校へ行った。
こずえは、明慶がギブアップしているので休学させますと学年主任の先生に申し出た。
高校側は、こずえからの申し出に対してオタオタオタオタとおたついていた。
高校側は休学届を受理したが、上の人間と協議してから決めるので、何日か待ってくれと言うたので、結論は持ち越された。
10月9日に、こずえは明慶を連れて高校へ行った。
高校側は『現時点では田名部くんをやめさせることは一切考えていない。』と言うてから、明慶に来てほしいと言うた。
…ので、休学届は受理されなかった。
こずえは、明慶に過度にやさしい声で『お友達が心配して待っているよ…』と言うて明慶を送り出した。
あとになってわかった話だが、そのようになった原因は、高校の選択授業であった。
明慶は、選択の授業自体に激しい不満を抱いていた。
女子は科目の選択が幅広いのに、男子は武術か総合体育の二つだけであった。
そうした不公平感を募らせていた明慶は、選択の授業を欠席していた。
こずえは『明慶くん…最初から高校に行きたくなかったのかもしれない…もしかしたら、アタシ…明慶くんをいじりまわすだけいじりまわしたのかもしれない…』と思っていた。
今だったら間に合うから、運転免許証を返そう…
運転免許証を返さないと、本当に殺されてしまう…
こずえは、明慶を高校へ行かせたことが間違いだと言うことに気がついたので、やめさせることを決めた。
数日後のことであった。
こずえは、明慶が通っている…いいえ、もうやめかけている高校へ行った。
こずえは、明慶がギブアップしているので休学させますと学年主任の先生に申し出た。
高校側は、こずえからの申し出に対してオタオタオタオタとおたついていた。
高校側は休学届を受理したが、上の人間と協議してから決めるので、何日か待ってくれと言うたので、結論は持ち越された。
10月9日に、こずえは明慶を連れて高校へ行った。
高校側は『現時点では田名部くんをやめさせることは一切考えていない。』と言うてから、明慶に来てほしいと言うた。
…ので、休学届は受理されなかった。
こずえは、明慶に過度にやさしい声で『お友達が心配して待っているよ…』と言うて明慶を送り出した。

