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ご褒美はキミ
第5章 脱いでいく
「ダメだよっ」
差し出された充輝先輩の手を掴めないまま立ち上がろうとした時、豊先輩が突然駆け寄ってきた。
スカートの裾を引っ張っていた右手を捕まえて、簡単に剥がしてしまう。
胸を隠すために上げていた左手には、充輝先輩が手を添えていた。
「隠したら、せっかくのメイド服が楽しめないじゃないか」
「で、でも……」
恥ずかしくて、もうどうすれば良いのか分からなくなっていた。
「大丈夫、見えないよ」
「ブラウスの下に、一枚着てるンでしょう?ブラつけてないって分かんないよ」
「スカートだって、真帆が思ってるよりずっと長いんだから。大丈夫だって。……な?」
たたみかけるように言われて、頷くしかなかった。
それでも、無防備な格好をしている自分を意識せずにはいられない。
差し出された充輝先輩の手を掴めないまま立ち上がろうとした時、豊先輩が突然駆け寄ってきた。
スカートの裾を引っ張っていた右手を捕まえて、簡単に剥がしてしまう。
胸を隠すために上げていた左手には、充輝先輩が手を添えていた。
「隠したら、せっかくのメイド服が楽しめないじゃないか」
「で、でも……」
恥ずかしくて、もうどうすれば良いのか分からなくなっていた。
「大丈夫、見えないよ」
「ブラウスの下に、一枚着てるンでしょう?ブラつけてないって分かんないよ」
「スカートだって、真帆が思ってるよりずっと長いんだから。大丈夫だって。……な?」
たたみかけるように言われて、頷くしかなかった。
それでも、無防備な格好をしている自分を意識せずにはいられない。

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