この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
儚き陽炎
第5章 つながる
真由子の指使いがやらしく激しくなり、ピアノ講師である
真由子の長く細い指がイヤラシイ音を奏でながら
蠢く(うごめく)
「真由子の指も・・・いやらしい」
「ぁあん・・・見られてる・・・のね」
「真由子は、そうやって・・・触るんだ・・・」
「ぁあん・・・恥ずかしい・・見られてる・・」
「俺も、真由子に見られてるよ」
「うぅん、・・・みてるょ・・興奮する」
お互いの粘膜から擬音まみれの音が交差し、
俺の吐息と真由子の喘ぎが、肉体は触れ無いが
心が重なり一つなる。
「じゃ、そろそろ四つん這いになって」
「あの夜の様に・・・するの?」
「あの夜を・・・今・・・見たい」
ゆっくり起き上がり、お尻を高く上げ片手で受話器
を持ち、片方を陰毛から奥に指を伸ばす。
俺はベッドの後ろに回り、お尻から眺める。
「あの夜と同じで、ケツの穴まで丸見えだ」
「ぁあ・・・見られてるのね・・・真由子・・・の」
「ああ、電話の時に想像した格好だよ」
あの夜の電話の中の妄想と今の現実の行為が
真由子をより非現実の世界に引き寄せ、
人間の性が獣の本能に同化した様に、
指が、お尻が、体が、形相が、うめき声が
俺を狂わす。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


