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碧の島 2
第19章 けじめ
菜々美side
一生懸命ラインをしていたら・・・・。
ピロピロピロ・・・・・
ッてライン電話!!!!!
私は那覇空港に到着したばかりで慌てて携帯を耳に当てたッ・・・・。
「もしもし信太く・・・・」
そこまで言うと・・・直ぐにッ!!!
『ちょっとさっきのラインだと意味わかんねーからさっさと要件言えっ!!!!』
・・・・・・・ッ?!
この声は・・俊也さんッ・・・・・。
「あっ・・・あのっ・・・桜はッ?!」
船はもうない・・・どうしたらいい???どうしたら・・・とりあえず港方面に・・・・。
『桜が消えた!早く要件まとめて言ってもらっていい?早くッ!!!!!』
・・・・・・桜が消えた・・・・・・・・。
一気に来る・・・不安と・・・後悔・・・・・・。
ガクッとその場に落ちるように膝をついた・・・・。
「ごめんなさ・・・私・・・・・」
どうしよう・・・どうしよう・・・・違うの・・・まさかこんなことに・・・・・。
『いいから早く言え!!!さっきのラインの意味全く分かんねぇんだけどッ!!!』
私・・・・・。
「中溝沙織はうちの会社で働いていた営業補佐の・・・パートさんで・・・・」
そう・・・。
中溝さんは何度か面識があっただけだった。
でも吉田店長は・・・私が新入社員で入ったとき・・・最初の上司だった。
横浜店に配属され吉田店長のもとで私は新入社員1年を過ごし・・彼女には沢山のことを教わった・・・・。

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