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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第5章 掲示板

始めてのことに、ただただ戸惑った。抜きとるときはただの排便感。それはそれで気持ちいいが、入ってくるときは、あそこでするのとは違う満たされる感…動かしても気持ちのいいのものではないが、そこがいっぱいにされているような不思議な感覚だった。このシチュエーションのせいに違いないのだが、その時に、あっ前も濡れ始めてきちゃったな…と思った。でも、とりあえず盛り上がるよりも前に、すぐ手を洗いたかった。ローションがあれば意外とアナルは簡単なのかも。気持ちいいのかどうかはよく分からないが、掲示板の盛り上がりに水を差すと、白けてしまう。そのことが気がかりだった。
また雨が降り出した。土曜日、日中それほど降っていなかった雨は、指定された駅へ向かう頃には本降りになっていた。
『服装教えてください』『傘の色とか特徴ある持ち物でもいいですよ』
皆一応に言葉使いは丁寧で紳士に思えた。
指定の時刻には間に合いそうもない。それでも別にいいや、と思っていた。
『すみません、遅れそうです。皆さんで楽しんでください。』
ワタルだった。
『私も遅れてますよ。』と返す。
『良かった、間に合ったら絶対参加します。○○時くらいには駅に着きます』
『それなら私の方が遅いかも…』
書き込みながら、これじゃまるで自分の方が積極的になってるみたいじゃない、・・・と可笑しくなった。
結局、耀司は掲示板には現れなかった。それでもその駅にいるかもしれない、とまだ心のどこかで引っかかっていた。
目的の駅に着く直前、『傘なんて、持ってないよ』と入力した。どうせ駅に着いたら折り返すだけで、外には出ない。雨の中を歩く予定は無かった。『黒いヒール履いてます』。特徴にならないことはわかっていた。白のキャミソールの上にはケープのような薄く短いカーディガン。下はベージュピンクのスカート。ブラジャーは枠だけしかない黒のシェルフブラで、目を凝らせばピンクの膨らみが透けて見えたはずだった。そしてパンティはオープンクロッチでオールレースを選んだ。
野獣の中に飛び込む獲物に違いなかった。だからせめて、ぎりぎりまで情報を伏せてみた。
また雨が降り出した。土曜日、日中それほど降っていなかった雨は、指定された駅へ向かう頃には本降りになっていた。
『服装教えてください』『傘の色とか特徴ある持ち物でもいいですよ』
皆一応に言葉使いは丁寧で紳士に思えた。
指定の時刻には間に合いそうもない。それでも別にいいや、と思っていた。
『すみません、遅れそうです。皆さんで楽しんでください。』
ワタルだった。
『私も遅れてますよ。』と返す。
『良かった、間に合ったら絶対参加します。○○時くらいには駅に着きます』
『それなら私の方が遅いかも…』
書き込みながら、これじゃまるで自分の方が積極的になってるみたいじゃない、・・・と可笑しくなった。
結局、耀司は掲示板には現れなかった。それでもその駅にいるかもしれない、とまだ心のどこかで引っかかっていた。
目的の駅に着く直前、『傘なんて、持ってないよ』と入力した。どうせ駅に着いたら折り返すだけで、外には出ない。雨の中を歩く予定は無かった。『黒いヒール履いてます』。特徴にならないことはわかっていた。白のキャミソールの上にはケープのような薄く短いカーディガン。下はベージュピンクのスカート。ブラジャーは枠だけしかない黒のシェルフブラで、目を凝らせばピンクの膨らみが透けて見えたはずだった。そしてパンティはオープンクロッチでオールレースを選んだ。
野獣の中に飛び込む獲物に違いなかった。だからせめて、ぎりぎりまで情報を伏せてみた。

