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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第4章 自覚
「関わるな宣言」されてから三日目。
まだ先輩とお話できていません。
どういうことでしょう。
なぜかあれからメールで『やっぱり五日間に変更でお願いします』と送られてきました。
さてさて、どうしたもんか。
完っ全に避けられてるぞ。
いやもうみんな知ってると思うから言うけどさ、
俺先輩のこと好きなんだよね。
だから流石に焦る。そして後悔してる。
あの時がっついてしまった自分を殴りたい。
「…とりあえずあと二日。そこでまた延長が来るなら実力行使にでるか。」
よし、そうしよう。
正直そろそろ先輩がいつも通りになってくんないと俺がやばい。
なぜかって?
女性社員を追っ払う人がいないからだよ。
「白馬くんっ、これ上司から頼まれた書類で…」
「あーはいはいどーm……ってたまにはフランクに言ってみたくなりましたありがとう。」
っっっぶねぇぇぇぇええええ
ほらこうなるからヤバイんだって…。
先輩に素を見られる前まではこんなこと日常だったのに、
今では先輩無しじゃあり得ない。
昔の俺どうやって仕事してたんだろ。
「…先輩と話したい……。」
女々しい願望だ。
それでも思わずにはいられない。
…それほどまでに、俺は彼女が好きらしい。

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