この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第1章 1日目
「なにこれ?外より暑いよ!すごい散らかってる!」
桃香ちゃんは、あきれたように言った。
留守中、閉めきっていたので、暑いのは当然だ。僕はため息をついて、エアコンのスイッチを入れた。
一体どういう事だ?この子は何者だ?僕は困惑して説明を求めようとした。
「あのね、君…」
「桃香だよ。ももって呼んで」
「えっと…ももちゃんは、なんでここに来たの?」
ももちゃんは座ると、ショルダーバッグから封筒を出して、僕に手渡した。
「お父さんからだよ」
それは僕の従兄弟、大橋亮からの手紙だった。
彼は僕より3歳年上だ。
元々両親と仲が悪く、大学卒業と同時に絶縁宣言をして家を出てしまった。15年前の事だ。
以来誰も亮の行方は知らない。
彼の両親も、今は亡くなっている。
桃香ちゃんは、あきれたように言った。
留守中、閉めきっていたので、暑いのは当然だ。僕はため息をついて、エアコンのスイッチを入れた。
一体どういう事だ?この子は何者だ?僕は困惑して説明を求めようとした。
「あのね、君…」
「桃香だよ。ももって呼んで」
「えっと…ももちゃんは、なんでここに来たの?」
ももちゃんは座ると、ショルダーバッグから封筒を出して、僕に手渡した。
「お父さんからだよ」
それは僕の従兄弟、大橋亮からの手紙だった。
彼は僕より3歳年上だ。
元々両親と仲が悪く、大学卒業と同時に絶縁宣言をして家を出てしまった。15年前の事だ。
以来誰も亮の行方は知らない。
彼の両親も、今は亡くなっている。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


