この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ひと夏の恋……そして……
第21章 流れる時の中で

佐伯さんと金平さんは血を分けた本当の兄弟だと、金平さんから教えてもらった。
苗字が違うことを疑問に思い聞けば、佐伯さんは父方の妹夫妻の養子になり、子供に恵まれなかった妹夫妻の養子になることになったという。
大学卒業までは金平家の姓を名乗り、大学を卒業と同時に佐伯の姓を名乗りだしたのだと聞いた。

『あいつは家を出たがっていたからな。次男ということもあり自由にさせてきたつもりでも、本人にとっては窮屈だったんだろう。佐伯家の養子になるのも急に決まり全てを諦めさせた……それもあって俺の事を嫌っていたし、喜んで養子に行ったがな』

と、本当に寂しそうに言葉にしたのを今でも覚えている。
佐伯さんにしても金平さんにしても、これだけ大きな会社の息子となればプレッシャーも苦労も私の様な平凡な人間には計り知れない。
それでも、そこで生きていかなければならない運命だと、佐伯さんは全てを受け入れていたという。


/610ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ