この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第5章 禁域
そのときのことを思い出したのか、せっかくの笑顔がまた強ばった。
これ以上雰囲気が悪くならない中にと、心優は肝心の話を切り出すことにした。
「それで、お母さんから話は聞いて貰えたかしら?」
「―やっぱ、その話をしに来たんだ」
「長瀬君の本当の気持ちを聞きたいの」
真っすぐ彼の眼を見つめると、何故か彼は頬を染めて狼狽えたように視線を逸らした。
「ずっと学校を休んでるだろう、それが俺の応え」
「でも、こんなことを続けていれば、進学どころか進級だって危なくなるわよ?」
「望むところだ」
何気なく放たれたそのひと言に、心優は息を呑んだ。
「まさか、長瀬君」
長瀬が自棄のように言い棄てた。
「俺は退学する。もう、学校には行かないよ」
これ以上雰囲気が悪くならない中にと、心優は肝心の話を切り出すことにした。
「それで、お母さんから話は聞いて貰えたかしら?」
「―やっぱ、その話をしに来たんだ」
「長瀬君の本当の気持ちを聞きたいの」
真っすぐ彼の眼を見つめると、何故か彼は頬を染めて狼狽えたように視線を逸らした。
「ずっと学校を休んでるだろう、それが俺の応え」
「でも、こんなことを続けていれば、進学どころか進級だって危なくなるわよ?」
「望むところだ」
何気なく放たれたそのひと言に、心優は息を呑んだ。
「まさか、長瀬君」
長瀬が自棄のように言い棄てた。
「俺は退学する。もう、学校には行かないよ」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


