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女教師と男子生徒、許されざる愛の果てに~シークレットガーデン
第5章 禁域
「残念、甘いものがお好きだって聞いたから、ケーキを買ってきたんだけど」
自宅近くの喫茶店でショートケーキを数個、箱に入れて貰ってきたのだ。長瀬は肩を竦めた。
「生憎だね。俺はお袋と違って、甘いものは苦手なんだ」
「じゃあ、これをお母さんに」
箱を差し出すと、彼は黙って受け取った。
「じゃ」
そのまま素っ気なくドアが閉まろうとする。心優は慌てて言った。
「待って」
「まだ何かあるのか? 用は済んだろ」
取りつく島もない。心優はまた折れそうになる心を叱咤した。
「あなたにも話があるの」
「俺はないよ」
あっさりと返され、またドアを閉めようとする彼に向かって心優は叫んだ。
自宅近くの喫茶店でショートケーキを数個、箱に入れて貰ってきたのだ。長瀬は肩を竦めた。
「生憎だね。俺はお袋と違って、甘いものは苦手なんだ」
「じゃあ、これをお母さんに」
箱を差し出すと、彼は黙って受け取った。
「じゃ」
そのまま素っ気なくドアが閉まろうとする。心優は慌てて言った。
「待って」
「まだ何かあるのか? 用は済んだろ」
取りつく島もない。心優はまた折れそうになる心を叱咤した。
「あなたにも話があるの」
「俺はないよ」
あっさりと返され、またドアを閉めようとする彼に向かって心優は叫んだ。

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