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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第64章 恋しくて
 とはいえ、王妃の言葉は王命に準ずるものだ。紅順はやむなく葡萄の入った箱をお付きの者に持たせ、女輿で陳家を訪れた。付き従うのは輿を担ぐ屈強な男たちと柳尚宮初め、女官数人である。
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