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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第64章 恋しくて
 仁賢に抱きしめられ、口づけを交わすと想像しただけで、また肌が粟立ちそうだ。更に、紅順の瞼に浮かんだのは、仁賢ではなくジュンスに抱きしめられる自分自身だった。




 ジュンスなら、彼ならば、抱きしめられても口づけされても大丈夫。いや、彼以外の男には触れられたくもない。
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