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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第64章 恋しくて
 とある室に来た時、仁賢がやに下がった顔で言った。




「ここは私たちの寝室にしようと考えています。私の方でも箪笥や机、屏風など用意していますが、あなたもさぞかしたくさんの花嫁道具をお持ちになるのでしょうね。この手狭な屋敷にそんなにもたくさんの道具が入るかどうか心配です」
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