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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第60章 葛藤
 おとなしげな風情の中にも、芯の強さを持つしっかりとした女性であり、この人ならば初めての子を安心して託せると思ったものだ。朴尚宮には当時、四歳と当歳の息子がいた。二人目の息子を出産したばかりで、乳もわき出るように豊かなところも選ばれた理由だ。
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