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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第7章 漆黒の夜桜
「さようですね。あの事件以来、まだ十日だというのに事件のあった場所で火の玉を見たとか、幽霊騒動が次々に起こっています」



「昨夜は大殿内官の配下が奥池の方で人魂を見たとか、尚膳が蒼い顔で話していた」





「あのいつも沈着な尚膳さまがですか?」
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