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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第52章 愛するということ
「時に中殿」




 いきなり話しかけられ、セリョンは眼を見開き、湯飲みを小卓に戻した。視線を大王大妃に向け、話を聞く姿勢を示す。



「はい、何でございましょう」



「そなたが後宮を出て、いかほどになる?」
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