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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第50章 迷い道
 自分は何かあの若い妓生に嫌われるようなことをしでかしただろうか? 翠翠楼は妓房だから、たくさんの若い妓生が起居している。里帰りして一ヶ月もいれば、見慣れた顔もあるし、事実、先刻の娘も何度かは見かけた記憶がある。
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