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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第4章 発覚
 戸曹判書が呟き、叫んだ。




「出あえ、出あえ、曲者だ、国王殿下に仇なす不心得者が侵入したぞ」





 存外に張りのある声が響き渡り、いずこから湧いたと思しき私兵がわらわらと現れる。簡易な甲冑を身につけているが、官軍ではない。
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