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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第4章 発覚
月明かりはあるものの、闇は深い。無限の闇が永遠に終わらないのかと思った頃、漸く小さな建物が見え、ムミョンはその先で止まった。
どうやら、そこは離れらしい。母屋とは独立して建てられており、一戸建てのようになっている。障子戸には二つの影が映っている。ムミョンは大人の腰の高さほどの茂みに身を潜め、中の様子を窺っている。セリョンは彼の隣で息を殺した。
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