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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第4章 発覚
 更に男性にしては長くて綺麗な指を唇に添えると、ピィとかすかな音が夜陰を震わせた。






 先刻の足音の主たちに見つかる危険を冒してまで、何故、指笛を鳴らす必要があるのか。セリョンが訊ねようとした時、漆黒の空を白い鳥が飛翔してくるのが見えた。
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