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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第4章 発覚
「お前の言うとおりだ、待ってろ、今、解いてやる」





 下男がセリョンの足下にかがみ込んで、縄が解かれた。その隙を彼女は逃さなかった。勢いをつけて片脚を跳ね上げれば、脚がまともに下男の顔面を直撃し、憐れな下男はそのまま昏倒した。
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