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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第4章 発覚
 でっぷりと超えて頭髪が薄くなったその姿はテスをそのまま年を取らせたようで、お世辞にも男前とは言い難い。人柄はさほど悪くはないようで、相手をした妓生たちからも特に何もきかなかった。妓楼では、しつこくねちっこい客、金払いの悪い客は嫌われる。





 笑いをかみ殺した次の瞬間、しかしセリョンは背筋に氷塊を入れられた心地がした。
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