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フリマアプリの恋人
第8章 epilogue
…天窓から、暁の星が見えた。
「…もうすぐ、夜明けよ…」
素肌の澄佳の胸元に頭を寄せ、うたた寝をしている柊司に声をかけた。

「…一晩中、愛し合ったね…」
寝ていると思った柊司は、起きていた。
「…起きていたの?」
柊司の髪を愛おしげに撫でながら尋ねる。
前髪が無造作に下りていると、柊司は途端に少年めいた雰囲気になる。
「さっきね。
…澄佳はなんて綺麗なんだろうと見惚れていた。
…僕の腕の中で、あんなに淫らに乱れたのに今は別人みたいに清楚で…まるで幼気な女の子みたいだ」
頰を撫でられ、甘く囁かれる。
「…もう…」
澄佳は白い首筋を桜色に染めて、柊司を軽く睨んだ。

…あれから、激しく濃密に愛し合った。
体位を変え、二度もだ…。

一度は腰を高く掲げさせられ、柊司に背後から犯された。
激しく突かれ、何度も崩れ落ちそうになるのを引き上げられた。
柊司の牡は全く硬度を失わず未だ熱く長大だった。
すっかり柔らかく蕩けた澄佳の淫肉は柊司の象を覚え、物欲しげに絡みついた。

一度射精し、そのまま再び挑まれた。
ベッドの壁に手を突かされ、膝立ちの姿勢を取らされた。
「…ああっ…!…はいって…きちゃ…」
愛蜜塗れの澄佳の花芯はいともたやすく男を受け入れた。
半ば立ったまま犯される被虐の悦楽に、唇を噛み締めて耐える。
柊司の律動は激しく強く…壁に押し潰されながら、しかし澄佳は未知の痺れるような快美に酔い痴れた。

余りに快楽が強すぎて、澄佳は啜り泣いた。
「…ああ…もう…やめて…からだが…おかしくなりそう…」
「…じゃあ、言って…」
背後から、やや荒々しく澄佳の顎を掴み、甘く命令する。
「…射精してください…て。
いやらしく言って…。
澄佳の綺麗な唇で…」
「…いや…」
羞恥に首を振る澄佳の唇に卑猥な動作で指を挿入する。
「…言って、澄佳…。
うんと淫らに言うんだ」
…さあ、良い子だから…
優しく促され、情慾に満ちた端正な眼差しに射抜かれる。
…なんて…美しい男なのだろう…。
澄佳は夢心地に見惚れる。

「…だして…おねがい…」
「…どこに?澄佳…」
「…私の…に…たくさん…だして…柊司さんの…精液…たくさん…飲ませて…」

卑猥な言葉の羅列に男は満足したように…けれど、何よりも愛おしげに微笑んだ。

「…愛している。澄佳…」
愛の言葉とともに、熱い精はしたたか放たれた。





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