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フリマアプリの恋人
第2章 鈴蘭のささやき

二日後、澄佳からメッセージが届いた。
「大変お待たせいたしました。
本日、イヤリングを発送させていただきました。
普通郵便ですので、二、三日後の到着かと存じます。
到着いたしましたら、不具合がございませんかご確認くださいませ。
もし、不具合がございましたらご遠慮なくお知らせ下さいませ。お直しをさせていただきます。
それでは、無事にお手元に届きますようにお祈りいたしております。 澄佳」
相変わらず簡潔だが誠実な文章に好感が持てる。
柊司は我知らず微笑んだ。
「早速ご発送いただき、誠にありがとうございます。
楽しみにお待ちいたしております」
…もう少し何かを語りかけたかったが、それも不自然だし話す言葉も見つからなかったので諦めて送信ボタンを押した。
…この…よく分からないくすぐったいようなそわそわと落ち着かない気持ちはなんだろう…。
考えたが、てんで思い当たらない。
柊司はふっと苦笑しながら、胸ポケットにスマートフォンを仕舞い、研究室に向かった。
「大変お待たせいたしました。
本日、イヤリングを発送させていただきました。
普通郵便ですので、二、三日後の到着かと存じます。
到着いたしましたら、不具合がございませんかご確認くださいませ。
もし、不具合がございましたらご遠慮なくお知らせ下さいませ。お直しをさせていただきます。
それでは、無事にお手元に届きますようにお祈りいたしております。 澄佳」
相変わらず簡潔だが誠実な文章に好感が持てる。
柊司は我知らず微笑んだ。
「早速ご発送いただき、誠にありがとうございます。
楽しみにお待ちいたしております」
…もう少し何かを語りかけたかったが、それも不自然だし話す言葉も見つからなかったので諦めて送信ボタンを押した。
…この…よく分からないくすぐったいようなそわそわと落ち着かない気持ちはなんだろう…。
考えたが、てんで思い当たらない。
柊司はふっと苦笑しながら、胸ポケットにスマートフォンを仕舞い、研究室に向かった。

