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お前と、俺と・・・。
第9章 前に進もう…
塾の講師を始めて、半年が過ぎた。
半年なんて、本当あっという間。
覚える事はいっぱいで・・・まっ、そんなのは
当たり前の事だけどな!
だけど、周りはみんないい人ばかりで、忙しくも
楽しい職場だ。やっぱり俺って、マジで恵まれてる
よな。
子供たちの受験も近付き、塾も少しずつ慌ただしく
なってきた。
俺も随分慣れて、日々頑張っている。
太一君や直人さんには、本当に迷惑を掛けた
その分必死にやらなきゃ!って、そんな思いで
ここまで頑張ったんだ。
純兄とも、最近話してないな
元気にしているんだろうか
あいつは?
あれから、どうしてるだろう
そんな時、俺はある人に電話を掛けた。
プルルルル… プルルルル…
「あっ・・・もしもし・・・ご無沙汰しています
秀俊です・・・淵上、秀俊です・・・急にお電話して
すみません・・・
今、お話しても大丈夫ですか?」

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