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お前と、俺と・・・。
第6章 決意
リビングに行くと、お袋はソファーに座ってる
「母さん・・・ちょっと話があるんだけどいいか?」
「んっ?どうした?
じゃ、お茶淹れようか?コーヒーにする?」
「あっ、うん・・・母さんが飲む方で」
「はいよっ!」
カタンッ…カタンッ…
テーブルに二つ、カップを置きお袋が座る
「フーッ・・・母さん・・・ゴメン・・・
話というのはさっ・・・」
「先生にならない…とか?」
「・・・何で・・・わかった?」
「クスクスッ…あんたもバカだね!
あんたの親を、何年やってると思ってんの?
あんたの様子がおかしいって思ってたのよ。
試験合格してるのに、嬉しそうにしてたのは
ほんの数日だけで…
何か、思い詰めた様な顔が増えてきて
そしたら今度は、スーツ姿でどっか行って
まさかとは思ったけど、本当にそうだったなんてね」
「ごめん・・・今まで散々迷惑掛けて、大学も行かせ
てもらったのに・・・
本当に申し訳なく思ってる、本当にごめん・・・」
「何・・・今からどうするの?」
「実は、採用決まって・・・
東京の、塾の講師になる・・・」

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