この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MILK&honey
第16章 ……聞かなかった事にしよう。

「かーさんさんなら、大丈夫かー!!付き纏ったり待ち伏せたりしないもん!」
「え。」

 姫ちゃんの言葉で、この前るりちゃんとファーストフードに行った時の事が思い出された。

「待ち伏せとかする奴らが、居るの?」
「うん、時々。すごい困るの、ぐだぐだする人!!るり、優しいから、そういうはっきりしない人に止めてって言うの、苦手なの」

 あー。確かに、苦手そうだったよなあ……
 ……なんて思ってる俺の耳に、姫ちゃんの愚痴の続きが流れ込んで来る。

「好きですとかー、付き合って下さいとかー、ちゃんと言ってくる人なら、るりだって『好きな人が居るから無理です!!』って、すぐ断れるんだけどー」

 ……え。
 
「るりちゃん……好きな人、居るの……?」

「え?居ますよー、好きな人。ずーっと前から、大好きな人!」


…………え゛。


 ずーっと、前から……
 これで、万が一でも自分がその「好きな人」かもしれないことがあるかもしれなかったりするかもという可能性が。


 完っ全に、消え去った……。

/325ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ