この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蜜な時間はあなたと共に
第3章 復活ライブ

「今日は、春人と回ろうかと思ってるんだ。色々話したい事もあるし」
「俺ですか?分かりました」
ホッと胸をなで下ろすヨシを横目に、馬場さんに続いて控え室から出た。
義「ふぅ…」
涼「ヨッシー何ホッとしてんの?これから3人で挨拶回りに行くんやで?」
義「はっ!?もうちょいゆっくりさせといてくれよ」
光「そう言っていつも挨拶に行かんやろうが!ほら行くぞ!」
義「おい、やめろって!?」
ーーーーーーー
「春人が戻ってきてくれたおかげで、バンド界隈がまた賑わうねー」
「えっと、コレってインタビューですか?」
「違うよ。僕が質問してもお気楽な感じで答えてね」
「ああ、はい」
歩いていると、『Jack』の控え室に到着した。
Jackは俺らと同期で、関西出身のかなり近しいバンドで、ボーカルの幹也とはかなり仲が良い。
そんな仲のバンドでも、今日は楽屋に入るのですら緊張する…
仕事で会うのは復帰後初めてで、どんな言葉を投げかけられるか、変にドキドキする…

