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第20章 会社での変化

無事に解決して会社には藤堂さんが解雇になったことが知らされると同期の女の子が数人来て入社したての時のことを謝ってきた。

『本当にごめんなさい。』
『藤堂さんに言われて仲良くできなくて…』


入社式の時に藤堂さんに言われたのだろう。それから話すことは無かった二人は田中陽向(たなかひなた)さんと渡辺まどか(わたなべまどか)さんだ。


「もう気にしないで。これからよろしくね。」

こうして同期である二人と仲良くなった。
会社の先輩も会えば挨拶してくれて社長の事を聞かれるようになっていた。

どうやら会社では本当に鬼みたいに思われているらしい。
私はそんなこと思わないけど龍輝さんが私といる時は顔が優しいとみんなが口を揃えて言うからそうなんだろう。

私はすぐに小鳥遊グループの娘であること、龍輝さんと付き合っていることが会社の中で広まったがそれを変な目で見る人はいなかった。
むしろ、龍輝さんのことを聞いてきたり会長であるパパのことを聞いてきたりと和やかに社会人として働くことができるようになっていた。

そして入社してはじめての夏
新人研修が二泊三日で行われる時にまた新たな事件？が起こる。