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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第26章 六章 王の秘策
「よしっ昼を挟んでから二回戦が始まるな。ザドルの様子でも見に行くか?
医務室にいるはずだ…
あいつには後もうひと踏ん張りしてもらわなきゃなんねぇしな!!
お前らも行くか?」
ルイスは子供達にも声をかけ、みんなで席を立った
――ん!?…あいつら俺様のバンビをどこ連れてく気だっ!?
ぞろぞろと連れだって席を立つルイス達に気付いたレオが詰め寄る!
ヒィっ来たっ!
アルも席を立ったが咄嗟に椅子の後ろにしゃがんで隠れていた。
そんなアルに気付き、ルイス達はレオに見つからない様にと慌てて前に立ち塞がる。
「ご苦労だったなレオ!
さすが見込んだだけの事はある!!…で…っ…どうした?他に用でもあるのか?」
「あぁ……ありありに決まってんだろっ」
椅子の後ろに隠れたアルを確かめようとするレオ。その動きをルイス達は壁になって必死で隔てていた。
「おいコラっ!?
何、邪魔してやがる!?」
レオはルイス達のとった行動に目を剥いた。
「…テメェらっ……さっき言った事忘れてねぇよな!?」
「なんだ?…さっき言った事って…」
「…てめぇら…っ…貸しは高くつくつったろ!?」
…あ、忘れてた
ルイス達はハッとした。
ほんとに忘れていたようだ。
「お前ら耳貸せよ…」

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