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エロ小説を100冊読んでみた
第32章 Sの遺伝子

で、本作は海王社のガッシュ文庫なわけですが。
BLレーベルのカラー分析は現状、門外漢のど素人である私の手には負えないので今回はそこには踏み込みません。いずれまた。(てか「エロ100」の中ではBLレーベルについて語れるほど勉強が進まないでしょう)
さて、そんなヘテロな私が読んでみて、面白かったー!
だってもう冒頭からいきなり「ぼくの将来の夢は立派なサディストになることです」と来たもんだ。
これ、主人公(受け)の小学生のときの作文なのですが、女王様(SM的な意味で)である母親と、SMクラブのオーナーであり名うての縄師、伝説のサディストである父親の間に生まれた純潔のS。
自らをサラブレッドサディストと読んで憚らないのがこの主人公。
高校生になっても変わらず将来の夢は立派なサディストになること。
うあーアホの子や!(笑)
こんなん面白くないはずないじゃないですか。
で、そのくせ「受け」という。
凄い設定のキャラだなあと唸りましたが、BLってこんなん当り前だったりしそうだよなあ。くわばらくわばら。

