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エロ小説を100冊読んでみた
第27章 孤島の淫乱ハーレム

ちょっとまとめます。
1.ハーレムものは常識的に不実である
2.しかし、その不実さに向き合えば恋愛感情をリアルに描写できる
3.その上で、不実さを回避する仕掛けを盛り込めば楽しく読める
で、「不実さを回避する仕掛け」とは何かというと
1.サブヒロインがメインヒロインに一目置いている
2.ハーレムを公認のものとする理由を提示する
『就職先は人妻ハーレム』ではメインヒロインは女社長で、サブヒロインたちは従業員として彼女を慕っていました。
この『孤島の淫乱ハーレム』ではメインヒロインは島のまとめ役であり、島民であるサブヒロインたちに尊敬されています。(更には独り身であることをどうにかしてあげたいとみんなに思われている)
その上で、片や「絶倫主人公に音を上げたメインヒロインを助けるために愛人となる」、片や「一夫多妻制をメインヒロインが提唱して全員妻となる(島にはそもそも男が少なく、最初から彼女たちはそれを狙って主人公を招いた)」
ということで「メインヒロインに一目置かせる」+「ハーレム公認の理由」のコンボはかなり安定のハーレムものノウハウなのではないかと思います。
もちろん、そうでない作品はあるでしょう。
あくまでも「気持ち良く読めるハーレムもの」を手堅く書く上での必勝法みたいなものです。

