この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
わがままな氷上の貴公子
第3章 心配
言葉はぼんやりとしか聞こえていなかったが、意味だけははっきりと分かる。
「欲しい?」
「んっ……。欲し、いっ……。あっ」
それを聞いて満足したのか、潤がすぐに挿入してきた。
「あぁんっ!」
太くて硬い塊に奥深くまで犯され、首を振る。
「悠ちゃん……。好きだよ……」
耳元での不器用な囁きに、鼓動が跳ねた。この相手を、好きだという錯覚に陥る。
激しいグラインドに合わせ、逞しい腕を掴んで腰を動かす。
「あぁっ、んんっ」
潤滑剤がグチュグチュという音を立てると、耳まで犯されていくよう。
中からの熱が全身へと広がり、快感に包まれていく。
時折聞こえる、「悠ちゃんっ……」という掠れた声も心地好い。
「……っ、潤っ、んんっ」
釣られるように名前を呼んだ。
いつの間にか彼の腰へ腕を回し、もっとと促すように爪を立てる。
「あっ、はぅっ」
潤の息遣いも速くなり、耳元にキスされた。
「悠ちゃん……」
「んっ、もうっ、あぁんっ! はぁっ……」
吐き出した後も、グラインドは続く。
真っ白な頭の中で、スマホの着信音が聞こえていた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


