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永遠の愛を奪って
第21章 祐の出した答え

「そのままだよ。小春のことが好きって気持ちでいっぱいになってるから言いたくなった」
「嬉しい……。祐の気持ちが分からないときがあるからもっと言って欲しいな」
「じゃあ、これからはしつこいくらいに言うから」
「あはは、思った時にでいいよ。好きって気持ちだけじゃなくて、祐の思ってることをもっともっと知りたいから」
頬を緩めてから私も祐にキスをして同じ気持ちになっていることを伝える。
先のことについて話し合わなくとも答えは出ていた。
唇を離してから向けてくれた幸せそうな笑顔が祐の出していた答えで、これから先もそう思っているということ。
会いに行くか、来てくれるかなんて聞かなくても分かるような問題だった。
「でも今は分かってるじゃん。小春のことが好きってことと、仕事のことくらいしか考えてねーよ。っていうか、毎日大体それなんだけど」
「そうだね。だんだん分かってきたかも」
ラッキーなことに誰もこの部屋に入って来なくて、エッチなことをしているのが見られずに済んだ。
乱れた服を直してから再び椅子に座るとテーブルの上に置いた私の手の上に祐が手を重ねてくる。

