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第16章 満たされる心と体。そして……

これは祐に気づいてもらえないと意味がないことだから……。


すごく我儘だと思うけど、土嶋さんとのことでたくさん傷付いたのだから祐には私の気持ちをよく考えて欲しかった。



「うーん、よく分からないけど分かった……。
小春がどう思っていて、何を望んでいるのか当てればいいんだな」


「そういうこと。でも怒ってはいないから。
面倒だと思うけど、私の気持ちをゆっくり考えて欲しい……」


「なるほどな……。でも小春の気持ちを優先してあげられなかったオレが悪いから謝罪としてしっかり考える。
それで今月中には答えを出してみるよ。当たるかどうか分からないけど」



「急がなくてもいいんだよ？これからも一緒にいるんだし……」


「いや、こういうのは忘れないうちに早く言っておきたいから」


今月は三十日まででちょうど半分過ぎている。だからあと十五日で終わりだ。


一緒に長い時間を過ごしながら考えてもらいたかったことなのに……。