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永遠の愛を奪って
第6章 セフレor恋人?

青木くんと先に出会って仲良くなったのは穂並さんだ。
好きだと分かるほどのスキンシップを取っていたのにも関わらず、同じ人を好きになってしまった私が悪いから頭を下げて謝る。
「別に謝らなくていいから顔を上げてよ」
「……はい」
目を閉じて下げていた頭を上げると、なぜなのか穂並さんの表情から怖さが消えていて優しく微笑んでいた。
それは教えてもらっている仕事を一生懸命にやり遂げた後に見せてくれるものと似ている。
「やっと言えたね」
「えっ……?」
「いつまで経ってもあたしに言ってこないんだもーん。
毎日一緒に仕事してご飯食べたり、たまに遊んだりしてるのに恋愛の隠し事をされたら寂しくなるじゃん」
「すみません……。穂並さんも青木くんのことが好きなのかなって私も気づいていたのでなかなか言えなくて……」

