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第12章 弱い心 溺れていく性

「和香奈はどＭだろ？」

「どちらかと言うとそうかも。
歩とのエッチが気持ち良かったし、またシたくなっちゃったのが正直な気持ち。
あんな風にエッチしたのは初めてだよ。
でも感じちゃった。
……もう！！言わせないでよ」

「あんな風にまたサレたい？」

「そこ聞いちゃう？」

「ご希望に添いたいじゃん。
後戻り出来ないほど、強烈なもんを植え込んで、あいつから和香奈を引き離すセックスをしたんだ。
他の男に抱かれたら、いくらあいつに未練あっても戻れなくなるだろ？
もっと強い女になって欲しかった。
その為の温もりや癒やしならいくらでもやるよ。
きわどい刺激もな」

「あんな風に抱かれたから、いろんなグチャグチャした感情も木っ端微塵に吹っ飛んだ気がする。
それに歩だったからかも？」

　ドキっとした。

「そうか？なら良かった。
ああいう事もさ、お互いの信頼関係から成り立つような気がするよ」

「歩と私の？」

「……うん」

「そう言われればそうだよね！
じゃあ、もっと歩と信頼関係深めたいな……」