この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第39章 海外からの来訪者
「ところで苗‥」
弁当の感想を述べ終えて問いかける晴樹に苗は、ん?と返事を返す
「土曜日は十時に迎えに行くから。」
「土曜日?
ああ!土曜日ね」
「――‥」
一瞬忘れていたかのような返事を返す苗に晴樹は静かにキレる‥
そして落ち着きを取り戻すと再び口を開いた。
「苗‥」
「ん?」
「明日も一緒にランチしような。」
「ランチ?」
聞き返す苗に晴樹は頷き弁当をつつきながら答える
「ああ‥
明日も明後日もこれから毎日ランチご馳走してやるから。」
「‥‥」
そしてランチの皿から顔を上げ、無言で見つめてくる苗に晴樹は微笑んだ。
「明日は、肉詰めピーマンが食いたいなっ
今日、帰りに買い物行くか?」
さりげなく、自分の為に弁当を作ってこいと要望しながら、晴樹は予定を詰めて行く。
少しでも苗と居たい‥
ほんの少しでも、苗の時間は夏目には譲れない‥
晴樹は苗が自分と買い物に行くことを好むのを知っている。
何故なら‥
‥あ、そだ!トイレの紙がきれそうだった!兄さんに買いだめしてもらおっと!
そう、一緒に買い物したときは支払いはすべて晴樹持ちだったからだ‥

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


