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君に熱視線゚
第31章 幼なじみ
♪〜
‥‥‥きた‥
苗、特定の着信音に晴樹は反応する
「もしもし?」
『あ、兄さん?
もうすぐ、ホテルに着くから兄さん玄関に出ててょ!!』
「わかった。」プツ――
‥さて、ライバルとご対面ってやつか?
晴樹は軽く気合いを入れた
「あーーー!!
兄さ〜ん!!こっちこっちぃ」
外に出るとそんな声が聞こえてくる
見ると丁度、幼なじみらしき少年の自転車の後ろで苗が顔を覗かせ手を振っていた
二人は自転車をホテルから離れたところに止めてこちらに向かってくる
「ごみん!兄さん!!
待たせちゃったかね!!?」
「‥いや、大丈夫だよ。」
相変わらずの苗に晴樹は何故かホッとしながら答えた
そして隣の男の子に視線を向ける‥
「幼なじみの悟ちゃんだょ」
苗の簡単すぎる紹介に悟は付け加える
「‥
初めまして、東郷 悟っていいます。
苗から話し聞いてお会いしたくて」
悟はそういいながら握手を求めた
‥へぇ‥
中々、礼儀正しいじゃないか‥‥‥
初っ端から喧嘩売ってきた夏目とは大違いだな

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