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君に熱視線゚
第29章 恋慕
晴樹は仕方なしにその民宿の近くの宿泊施設を検索した‥
夏休みとあって、大抵のところは満員御礼だったが晴樹は知っている…
こう行ったところでは大体ⅤⅠΡ待遇というものがあることを‥
満員の文字が出ているホテルのひとつ――――
シーサイドブルックスなるホテルに晴樹は連絡を入れた‥
一部屋一泊〇万円‥
5つ星の高級ホテル―――
結城の名前を使うなら、ネットよりも直接電話をする方が手っ取り早い‥
晴樹はフロントに出た受け付けがかりに直接支配人に連絡を取れるよう持ちかけた‥
「もしもし、結城です
満員みたいだけど‥
実は16日まで部屋を取りたくて…できるかな?」
『はぃ!
どういったお部屋がご希望でしょうか?』
「泊まれればどんな部屋でもいいよ」
『かしこまりました!!』
支配人は快く返事し部屋をとってくれた‥
―マネージャー!
3018号室のスイートルームを押さえといてくれ
お客様が16日まで連泊されるそうだ!
―スイートを連泊ですか?
‥どんな富豪が来るんだ?
そしてマネージャーは泊まりに来た若造に驚くのだった

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